道頓堀界隈の御堂筋沿い、はり重と金龍ラーメンのあいだあたりにある大阪王将はいつも中国人観光客で賑わっている。何も外国に来てまで自分とこの料理を口にしなくても、とは思うけど立ち寄ってみたくなる気持ちもよくわかる。口が恋しくなってくる気持ち半分、そして自国の料理が誤解もふくめて海外でどう解釈されているかという好奇心が半分といったところだろう。
なのでこのお店はメニューも中国語が最優先されていて、ひときわ大きな活字がずらっとならんでいる。日本語は英語・ハングルと同じ大きさ、サブ的存在ということだ。最初これは観光客用のメニューかと思い、ふつうのやつはありませんかと友近に似た店員(日本人)に訊くと「すいません、それでお願いします」と言われた。たしかにこれでも困ることはない。
そしてこのメニューでは、大阪王将大定番である餃子のすぐあとに、ふだん中華のお店ではあまり見慣れない鍋料理がいくつかならんでいる。はは〜ん、ひょっとしたらこれは中国人特有の人気料理なのかもと急に興味がわき、さっそくオーダーした(もしこの鍋料理がとっくに大阪王将各店の人気メニューだったとしたら、この話はまったく意味がないです、すいません)。
「けっこう辛いですよ」と友近が言うから辛さを半分に抑えてもらったが、それでもやっぱり辛かった。それでもこの熱々な感じはいまの寒い季節にうってつけ、身体が一気に温まったし、二、三個放り込んである餃子だけでなく、底のほうにはラーメンが沈んでいたからボリュームも問題なしだった。思わぬもうけものをした感じ、みなさんもぜひ一度お試しください。
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