記念すべき第10回歌コンの結果は下記のとおりでした。おめでとうございます。
★第10回フランク永井歌コンクール
<審査結果>
優 勝 添田 均 宮城県仙台市 妻を恋うる唄
準優勝 今野 中道 宮城県仙台市 冬子という女
第三位 岡田 順介 千葉県佐倉市 こいさんのラブ・コール
特別賞 関本 好紀 宮城県仙台市 逢いたくて
神永世四郎 茨城県笠間市 夜霧の第二国道
佐々木良二 宮城県仙台市 新東京小唄
続いて、十周年を記念して開催された「グランドチャンピオン大会2018」は、3回目の優勝者が都合で出席できなかったが、過年度のチャンピオン8名と、上記今年の優勝者9名で競われた。その結果。
★グランドチャンピオン大会2018
優 勝 青山 譲二(第2回優勝者) 島根県鹿足市 初恋の詩
審査員特別賞 川村 忠洋(第8回優勝者) 宮城県仙台市 妻を恋うる唄
フランク永井という宮城県大崎市松山が生んだ昭和歌謡界の大歌手の名を冠した、ユニークな歌コンクール。フランク永井のオリジナル曲という制限をもつカラオケ大会である。
2011年には東日本大震災という直撃を開催直前に受けてその年は翌年に延期されたのだが、それにしても10年もこの歌コンが続くというのは、現代の驚異のようなもの。
フランク永井という歌手の偉大さは当然だが、何よりも地元松山のこころざしの素晴らしさだろう。その意気込みと熱意が全国のフランク永井ファンのこころを引き付けてやまないのではなかろうか。
フランク永井が舞台を閉じたのは1985年だから、すでにそれから四半世紀以上経つ。フランク永井を同時代で過ごした人たちは確かに高齢者だ。だが、フランク永井の歌い残した歌を聴き、それに惹かれている次の世代の人たちも静かに広く存在する。
フランク永井の歌をレコードで聴き、ラジオやテレビで聴き、CDやテープ、今ならネットで聴いて、その独特の歌声が心に強い印象を残したのだ。働き盛りの40台の方がたまでそうしたファン層が下りてきている。
これが歌コンを支えているパワーだ。歌コンにエントリーされた方々の十年間のリストを見てみても明らかなのだが、高齢者の熱いのど自慢者だけではない。若い層が結構多く、しかも女性の方まで多数参加しているのだ。当日会場で配布されるパンフレットがあるのだが、今年のパンフにその参加者数や男女の割合などがでていて確認できる。
申し込みは、何故か(失礼)日本全国からあり、そればかりか海外からまで訪れている。宮城県大崎市松山という町自身は決して世界に名が知られているわけではないだろう。なにの、この申込者の実績からは「脅威的な不思議さ」を感じる。フランク永井が持つ魅力、ファンを引き付けて放さない力は、底知れぬ何かを持っていることだ。
当日も来賓あいさつされた大崎市の伊藤市長も、自分がフランク永井ファンでありカラオケでは「おまえに」が十八番であることを隠さない。当日のグランドチャンピオン大会の進行を担当された著名な宮本アナしかり。彼はNHKを出た後も歌謡番組の司会のトップを走っている。彼もフランク永井のファンであることを公言し、CDまで出しているツワモノ。
チャンピオン大会の審査時間では「フランク永井こぼれ話」として語る語る。歌手としてのフランク永井の主に発生の特徴や、歌に臨む姿勢のことや、さまざまな脱線で会場を爆笑にまきこみながら語り続ける。あげくはノリに乗って歌コン挑戦者さながらに「おまえに」の歌唱まで披露。
フランク永井活躍の同時代にも、彼のファンと支援者、後援者は芸能、スポーツ界から政界まで幅広く深かったが、その後にも、一回り二回り若い層からファンが湧き出てきているのである。
フランク永井は噺家との交流も深かったが、その世界でも若い噺家層にフランク永井ファンがちゃんと根付いているのを目にしている。まことに心強いかぎりだ。
このフランク永井歌コンをこれからも継続させていくのは、松山のみなさんの大きな誇りと希望になっている。未来は誰にでもわからないことだが、実際に松山に来て、多くの方がたと接し、歌コンを鑑賞して、フランク永井の歌のすばらしさを改めに見つめなおす機会を得た。
そのような感想をもったのが、今年の記念すべき歌コンだった。
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