横綱が平幕力士に勝っただけで、あんなに大歓声の聞こえた国技館なんて初めてかも。それにしてもなんなんだろうこの安堵感。明けがたには20歳の女の子の世界的快挙に酔いしれた日本国民が、夕方にはみなそろってホッとした日曜日。8場所連続休場明けの横綱稀勢の里が237日ぶりの白星。まだまだ先は長いけど、とりあえずのところは好発進。
初日をむかえ十両以上に休場者なし。名古屋場所では6人中4人が休場した(しかも出場の2人はそろってカド番大関)横綱・大関も全員そろって出場。初日恒例の理事長挨拶も見映えよく、幕内の取組もぐっと厚みを増した印象、というかいまから思えば名古屋場所はよくあのショボい顔ぶれの優勝争いをガマン強く見ていたなあなんてこと思ってしまう。
そしてその上位陣のほとんどが快勝した初日。誰もがこの安定感を大歓迎、このまま終盤戦まで好成績をキープしてほしいと、今場所のゆくえが大いに楽しみになってきたはず。それにしても場所前の稽古でも動きがよく、好調が伝えられながらこんな状況のなかひとり負けてしまう豪栄道って男は…まあこのあたりはいかにも彼らしいのかも。
再発進といえば今場所はなんと三段目91枚目まで下がってしまった宇良。6場所ぶり復帰初戦のきょうは見事に勝利。このまま一度も負けることなく、ずっと勝ち続けたとしても幕内復帰までにはやっぱり1年ぐらいかかると思うけど、もう二度とケガをすることがないよう願いつつ、この奇跡の復活ストーリーにじっくりとつきあっていこうではありませんか。
ログインしてコメントを確認・投稿する