白鵬が11日目の取組終了後にさらした醜態は、いま世間を騒がせている土俵外での事件なんかよりもずっとショッキングな出来事だった。とにもかくにもこちらは土俵の上、内輪の酒席における騒ぎどころではないはず。自らの負けを認めず、1分以上も土俵から降りようとしない横綱。長いこと大相撲を見てるけど、こんな光景を目にしたのはもちろん初めてのことだ。
だから白鵬にはかなりの厳罰が下されると思っていた。ところが厳重注意だけ。あちらの件があるのでこちらにかまっているヒマなどないということか。もしあちらの件がなければ(いや、あの件が今回の態度に多少なりとも影響したとは思うけど)、出場停止3日間ぐらいは食らったのでは。そうなると優勝争いのほうもまったく違った展開、40回目は来年に持ち越したはず。
さて、そのあちらの件。いまや格好のワイドショーネタ(今回はNHKのニュースでも扱うから始末が悪い)、誰しもが憶測だけで好きなことをわめいている状況。なんだかアホらしくてこちら何も見る気分にならず、スポーツ紙もその部分は飛ばし読み。こちらが相撲好きと知るひとたちからいろいろと訊かれるこのごろ、されど見ざる聞かざるしたがって言わざるというところ。
とにかくきょうの取組にてことしの大相撲はすべて終了。毎年のことながら九州場所が終わって、ああこれでつぎ相撲を見るのはもう来年かと思ったとき、一年の終わりが近づいたなあとしみじみ。これから解決すべきいくつかの問題もふくめて、いろいろありすぎたことしの大相撲、来年こそは平穏にすべてがすぎていくよう願うばかりにて千秋楽。
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