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2016年08月27日12:18

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フランク永井「独りぼっち」と「雨雲のあの日」。新たに発見、異色の2曲を聴く

 フランク永井の残した歌についてはほとんどを聴いてきた。特に「フランク永井データブック」に記録した正式リリースの曲については、聴いていないのは1〜2曲程度残すだけ。レアなオムニバスLPで未発見の盤に残された何曲かは、まだ耳にしていないが、これは今後の楽しみとしている。
 「データブック」は2009年に出版されたが、新たに追加したり修正したりするものはほとんどない。誤字誤植はわずかあるの当方の至らなさでお詫びしたい。データブックで紹介できなかった曲は、そのご10余曲発見(再)されている。それはそのつどこの場で紹介してきた。耳にしたことがない曲が見いだされ、それを聴くのはファンとしてこのうえない楽しみである。
 データブックが出たことがきっかけで、全国のファンからさまざまな情報が寄せられる。たいへんうれしいことである。そうした中でいつも貴重な資料と情報を提供してくださっている方からこのたび、思わぬ貴重な話題が寄せられた。感謝をこめてここに紹介させていただきたい。
 何が予想もつかないことかというと、第一に聞いたことがない曲「独りぼっち」「雨雲のあの日」という2曲があるということ。第二にそれが八島さんという方がプライベートで作って発売したものだとのこと。第3にその作品は数百曲の多くにおよび「二人は大人」(八島義郎作詞作曲、歌唱:松本英彦&FamilyBusiness)の曲で、1991年第5回日本ゴールドディスク大賞のベスト5・シングル賞を受賞しているのだとか(写真中央youtubeから)。知識が乏しく初めてこうしたことを知ったのだが…。
 フランク永井歌唱の「独りぼっち」「雨雲のあの日」は、テープ製品の「選曲集7」に収められている。テープには表裏8曲があり、フランク永井以外に岡ゆう子、小鳩くるみがおのおの2曲歌っている。作詞作曲にかみ・たかし/前田俊明の両氏が編曲したももで、フランク永井の2曲はフランクス・セブンとストリングスの演奏、他はビクター・オーケストラ演奏だ。制作は1982年ビクター。
 100曲集、200曲集といった作品を作っているようで、しかも歌っているのはその時期に全国的に名の売れた歌手たちだ。所属するレコード会社の系列を問わずに、何十人ものエンターテナーを参加させているのがうかがい知れる。一定のプロ級のレベルの品質を保持しているゆえのこととはいえ、このようなことを実現できるのは並大抵のことではないのはわかるが、その著者について何も知らなかったのはなにゆえか。
 インターネットで調べても大した情報は得られなかったが、作詞家、作曲家、芸術家、実業家としての顔以外に、宗教の開祖者というところが理由かもしれない。
 聴かせていただいた曲の感想だが、特別な印象深い感銘は受けなかったというところ。難がないいい曲なのだが、迫りくるものは感じられない。つまり悪いところはないのだが、ヒット曲にはならないかな、と。あくまでも流行歌は時代を背景にし、聴く人個人の聞いたときの生活感情に大きく左右されるものなので、私の印象など何の意味も価値もない。
 1982年はフランク永井にしてみると、そうとう沈んだ時期で山下達郎とのジョイントで作ったシングル2曲とそれをメインにして作ったカバーLP「Woman」だけを残したときであった。
 1962年に「ひとりぼっち」(平川浪竜作詞作曲)が同名でリリースされているが、当然異曲。
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