アウトバーンを走るメルセデスやヨーロッパ特急が目の前にせまってくる!クラフトワーク@なんばHatch、観客全員が3Dメガネ着用、スクリーンに次々と流れる映像にこちらはただただ驚くばかり。選曲はベスト・オブ・ベスト、イントロが鳴っただけで場内が熱狂するところだけは普通のロックライブと何ひとつ変わらなかったのですが…。
ステージにはメンバー4人が等間隔にならび、彼らはいかにも初老の白人紳士といういでたちなのでそれはまるでサミットを終えた各国首脳の共同記者会見のよう、まさに演説台のように全員がキーボードを前にしているけど、彼らの手元までは見えないので演奏していなくてもわかりません。たまにボーカルの入る場面で左端のメンバーが口を動かすのが数少ないアクション。
それを我々フロアにいる全員が3Dメガネをかけてずっと立ったまま見つめている。う〜ん、これはよく考えるとけっこう奇妙な光景です。まるでSF映画のようではありませんか。いや、かって映画や小説で描かれた未来、それこそ2013年あたりって案外こんな感じじゃなかったっけ。そうか彼ら4人は我々に“あのころの未来”を見せてくれたのか…。
私はなぜか3Dメガネがフィットせず、終始装着したりはずしたりしてました。3Dメガネonメガネはどうもしっくりこなくて。かと言って3Dメガネなしでの映像は疲れるし、3Dメガネだけにするとぼやけるし…。ずっと立ちっぱなしで打ちこみの電子音のみに囲まれ、心地よい疲れとともになんばHatchをあとにするころには、私の身体はすっかり“マン・マシーン”となっていたのでした。
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