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2026年07月18日18:10

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BS日テレ「そのとき、歌は流れた」魅惑のムード歌謡特集を楽しむ

 いつものように朝新聞のテレビ番組表を見て、フランク永井が絡むかも知れないプログラムをチェックします。7月16日(木)はここでもときどき紹介させていただいた「そのとき、歌は流れた〜時代を彩った昭和名曲〜」を見ると「魅惑のムード歌謡」(と珠玉のラブソング)2時間特集とあります。
 「魅惑のムード歌謡」と書かれていたら、頭の中では自動的にフランク永井を連想せざるをえません。まぁ、病気かも知れませんね。結果的には、フランク永井の「フ」も出ない番組でしたが、最後まで楽しませてもらいました。フランク永井が出ないことは想定内でしたので、あまり失望もしませんでした。
 この番組がいいのは、昭和のひと時代を飾った名曲を、うまい歌手がしっかりと歌って聴かせることです。過去に放送された多数の映像も含めて、基本的にはフルバージョンをじっくり聴かせてくれます。常連の松阪ゆうき、ベイビーブー、青山新、神園さやか、城南海といった歌手のカバーが素晴らしいからです。
 「魅惑の…」はフランク永井がデビューして間もなくから、彼を紹介する時の独占的フレーズでした。さらに「ムード歌謡」はフランク永井の「魅惑の低音」と称された甘く深みのある歌声と、恩師吉田正がフランク永井や松尾和子に提供するメロディーによって、ムード歌謡の礎を築いたといって過言ではありません。「有楽町で逢いましょう」「東京ナイトクラブ」などは、その代表曲でした。
 戦後の復興期の大都会の夜の大人の繁華街、バーやナイトクラブで流れる、都会の情景をしっとりと歌い上げる歌謡曲のジャンル。ジャズやラテンの要素を取り入れ、洗練されたサウンドと、低音の魅力や裏声を生かした歌唱が特徴といったところでしょうか。
 その後、マヒナスターズを代表とするような、グループによる作品が数多く生まれました。ムード歌謡というと、最近はムードグループが主流のようにも見受けられます。
 下記は、当日の歌唱の一部です。➤はカバー。
 よせばいいのに/三浦弘とハニー・シックス
 献身/木下あきら
 星降る街角/森本英世×松阪ゆうき
 小樽のひとよ/鶴岡雅義と東京ロマンチカ➤ベイビーブー
 君は心の妻だから/鶴岡雅義と東京ロマンチカ➤青山 新×ベイビーブー
 夜の銀狐/斉条史朗➤青山 新
 うそよ今夜も/ロス・インディオス&シルヴィア➤松阪ゆうき×羽山みずき
 恋人よ/五輪真弓➤城 南海 

 いずれもいい歌で、歌唱も満足です。ハワイアンのマヒナから始まったのかも知れませんが、男性歌手による歌声が大きな特徴でもありますが、これは日本独特のものですかね。「君は心の妻だから」は三條正人の裏声を決定的にしたようなイメージがあります。私の好きな青山信もところどころで自然にそれを感じさせます。同様に私を虜にしてくれる城南海。五輪真弓の「恋人よ」も大変良かったです。
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