mixiユーザー(id:4778237)

2026年06月13日09:03

140 view

ザ・偉人伝青春の「御三家」橋幸夫・舟木一夫・西郷輝彦

 5月30日BS朝日の番組です。今回は「ザ・偉人伝 青春の『御三家』 3時間スペシャル 橋幸夫・舟木一夫・西郷輝彦〜栄光と挫折 スタアが流した涙〜」。
 若い世代の方はこのような番組を観るのだろうか。真っ先にそんなことを思いました。私の青春の時代、それを一気によみがえらせてくれるタイトル。いままでも、何度もこのような番組は作られて流されましたが、今回はBS朝日が3時間スペシャルとうたい、存分に彼らの生涯をまとめてくれました。
 私はまさにこの時代に輝かしい栄光を放ったフランク永井に焦点を当てて、当時のこの世界を見てきたのですが、橋幸夫・舟木一夫・西郷輝彦という偉大なる歌手たちも並走していたのです。
 コメンテイターとして登場してた徳光和夫が指摘していたのですが、歌謡曲というものを私らのようなガキにも広く口ずさめるようにさせた歌手たち、その代表がこの三人です。
 三波春夫の「船方さん」、三橋美智也の「たっしゃでな」、春日八郎の「お富さん」などはラジオで聞いて歌っていましたが、やはり大人の歌でした。ところが舟木一夫の「高校三年生」などはずばりと自分の今を歌にしています。これに飛びつかむのは当然のことでした。
 西郷輝彦のあの薩摩隼人の男らしい顔つきは女学生でなくてもあこがれの対象です。ラジオからテレビの時代になり一気に歌謡曲がみじかな日常として生活に入ってきた時代です。
 橋幸夫は高校生のような少年が和服姿でさっそうと旅笠ものを歌う、これは衝撃的でした。ご三方の先生方の先見性、社会の流れを肌でつかむ、一つ先を見てリードする能力のすごさに驚きます。橋も舟木も西郷もデビュー曲の譜面を示されたときに、えっ、こんな歌は絶対に売れないと一様に反応しています。
 このご三方は今とは比較にならないほどの人気で、とにかく忙しい。彼らは外から「御三家」などとくくられて呼ばれはしたものの、一緒になることはほとんどなかったのが実情で、三人で「御三家」を名乗って行動したのは、相当後のことで、それもほんの一時です。
 橋は恩師がフランク永井と同じ吉田正です。その関係から幾度か直接会うこともありました。橋は一時期リバスター音産の副社長となるのだが、くしくも会社はたたまれた。橋の歌手への道を再度開いてくれたのは恩師だった。この懐の広さには頭が下がります。橋の歌で一番気に入っているのは「雨の中の二人」(作詞宮川哲夫、作曲利根一郎。1966年。映画主題歌)です。
 西郷は2022年に、橋は昨年に亡くなりました。今でも現役で歌手生活を続けているのは1944年生まれの舟木ひとりです。
 舟木についてはフランク永井関係でかつて記事も書いていますが、舟木が東京四谷下宿時代によくフランク永井の歌を歌っていたこと、舟木の父親から耳にはさんだひとことをフランクンが深読みして、舟木への嫁とりの仲立ちをしようとしたことなどでした。番組内で林与一が舟木についてのエピソードを語っていたが、前に進むために過去はいらないという姿勢。いちど読んだ台本などは全部手元に置かないと。常に今に全力を注ぐ、この彼の考えがあるから、今でも舞台で元気で1963年のデビュー曲「高校三年生」を歌い続けられているのだろう。
 西郷については、友人に鹿児島出身の方が幾人かいたこともあり親しみを感じていた。彼は歌の世界から俳優に変身する。やや童顔であるのだが声がいいので結構はまっている。番組でも触れていたが、俳優業の発声と歌手の発声はまったく異なるため、時には一方を諦めるぐらいの覚悟がいる。特に田中角栄の役では声を潰さざるを得ない。だが、そこは西郷、やってしまうのです。
 傍からみていれば大変なそわそわものだが、本人は意外と目の前にある課題をこなすことが最大の務めなので、後先考えずにつきすすむのですね。これが何とも人生の魅力と言ったところ。
 まあ、三時間は長くて観るのはつらいのですが、この番組は録画し、三回にわけて鑑賞させてもらいました。この番組は複数の偉人を取り上げてえぐるのですが、構成、特に三人の紹介のつなぎと重なりの技術的趣向の凝りが行き過ぎの気がします。もっと、すきっと分けても視聴者は飽きないで観ますよ。
3 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2026年06月>
日 月 火 水 木 金 土
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
282930