3月はフランク永井の亡くなった月です。今週はテレビ番組では何回かフランク永井の映像が流れました。改めてフランク永井を中心とした番組はありませんでしたが、月に複数回の登場には、ファンとして嬉しい限りです。
個人的に感心したのはテレ朝の番組です。この季節は変わり目ということで私はあまり好きでない長時間番組続きですが「昭和の名曲青春カムバック人生で最も聴いた…」という番組表の文字を見ると、反射的に見てしまします。
いつもの高橋英樹らが出るランキング番組で、映像はいつもブチ切りのやつなのですが、そうそうにフランク永井がでました。80年代恋うた29位で「君恋し」です。その映像はモノクロです。右下に「THE REQUEST SHOW」とおぼしき背景。背後は当時多かったフルバンドで指揮者の動作がたいへん印象的な映像です。手元に過去に各放送局から流された「君恋し」映像のリストがあります。これに照らしても、まだ記録していない映像のようです。
ジャズ感あふれた演奏と踊るような指揮者のタクト振りを背景に、若いフランク永井は魅惑の低音を見事に披露しています。
今風の歌手と比較して、ただポツンとマイクの前に立って、大げさな動きもなく淡々と歌うのはさも、当時の時代を感じさせます。
多数の出演があったというのは、流行歌映像数では圧倒的な貯蔵量をほこるテレ東の番組です。日本歌手協会が毎年行っているショーがりますが、近年は協会所属の歌手総出演的な2日間連続の長時間公演をしています。それらの映像はテレ東が独占的に放送しています。表の顔は会長、現在は田辺靖雄ですが、テレビ番組などでは司会として理事長の合田道人が出ています。
番組の一つは「歌手協会有線カラオケ特集」です。ここでは「おまえに」「東京ナイト・クラブ」です。さらにテレ東BSの人気番組は「武田鉄矢の昭和は輝いていた」ですが、再放送ですがライバル歌手、タッグ歌集番組を放送しています。ここでは恩師吉田正とのタッグということで「有楽町で逢いましょう」を放送しています。
武田番組で取り上げる映像は当然テレ東、つまり歌手協会のショーでの映像です。
そういうことで新聞の放送欄にもフランク永井の文字が幾度も登場しました。何十人もの人気著名歌手がでるなかで、番組紹介にフランク永井の文字がでるのは、やや不思議ではと感じました。例え昭和歌謡の代表的な歌手であったとはいえ、一番だけしか歌わない(映像が)、いわばチョイ出のフランク永井の名を新聞に出すのは、何故なのかと思いました。
これは私的なことですが、ははぁと思ったことがあります。それは歌手協会の運営に携わっているある方の仕業かなということです。いちどならずお会いもしていますが、この方がそうしたことに影響を及ぼしているのだなと勝手に思ったわけです。
「歌手協会有線カラオケ特集」では「東京ナイト・クラブ」が紹介されましたが、この曲の影響で生まれた名曲、裕次郎と牧村旬子による「銀座の恋の物語」も歌われたのですが、この曲は裕次郎・牧村による歌唱映像はありません。レコーディングのときだけのデュエットです。歌は人気で一人歩きします。テイチクはついに裕次郎と八代亜紀でレコードを出しなおします。
この番組では唯一牧村が「銀座の恋の物語」を歌う映像が登場します。相手は三島敏夫です。牧村は吹き込んだときの名前は「みつこ」でなかなかそう読む人はおりません。最後には「じゅんこ」に変えるのですが、いろいろあるものですね。
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