アメリカの田舎町に住む女子大生スージーは、自室のPCからポッドキャスト発信を重ねるSNSオタク。彼女にとって気になる存在は、クラスメートでありインフルエンサーとして人気のジェシーだった…。スージー役にはカーシー・クレモンズ(NYCのレコード店を舞台した「ハーツ ビート ラウド たびだちのうた(2019)」娘役)。
資産家の息子でもあるジェシーが突然の失踪、スージーはポッドキャストを駆使しつつたったひとりで捜査を開始、見事ジェシーの救出に成功する。彼女は一躍小さな町や学内のみならず、全国ネットのテレビ番組に出るほど注目を浴びる存在に…そして本当の物語が始まるのはここから、話は思わぬ方向に二転三転していく。
登場人物のキャラ設定も実にアメリカン、終始ユーモラスなタッチが続くテンポのいいエンタメ作品。ただ深読みすれば、ネット上での承認欲求が高まるあまり思いもよらない行動に出てしまうという、IT社会に生きる人間の恐ろしさを通底したテーマにしているような。だからこそ口あたりの良さで全編を包んだのだろうか。
ラストシーンでスージーが発するフレーズがおそらく物語のカギ、そしてその後の展開を想像させる重要なキーワード、切れ味鋭い幕切れということなのだろうけど、伏線の回収さえしっかりつかみ切れなかった私はそこを読みきれず、消化不良のままエンドロール。ご覧になったかたはぜひ教えていただければ嬉しく思います。
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