あさって29日は父親95回目の誕生日。嫁ハンの都合でお祝いの食事を前倒し、ことしもまた介護タクシーを往復予約して大阪狭山西端にある(実際は堺市南区)うなぎの「神吉」へ。父親には寿司でも鍋物でも何でも食べたいものを言えとあらかじめ訊いたら、やっぱり鰻がいいと。路面から店内までのバリアフリーは大助かり。
お昼の一番客特権、きょうは串焼き用の肝が6串ぶんしか獲れませんでした、ぜひお早めにと勧められ、せっかくなのでそのうち3串をいただく(フォト中の左奥)。たしかに肝特有の苦味がいっさいなく甘くて柔らかい。父親もいたく気に入ったようで、嫁ハンが串から外して小皿に盛った肝を箸でつまんで少しずつ口に運ぶ。
あまりにもゆっくりと肝を味わっていたので、父親が肝心の鰻丼に手をつけたのはけっこう時間が経ってからだった。この調子だとさすがにもう鰻丼はキツいか、このお店は三重産の鰻を関西風のコッテリした焼きかたで提供、ふつうのひとでもけっこうヘヴィーな一品のはず。残したぶんをさらえるのは私の役目かもしれないな…。
ところが父親は鰻丼を完食。前掛けにご飯つぶをポロポロこぼしながら、ゆっくりゆっくり時間をかけて。正直ことしはもうムリだと思っていたから、すべて平らげたときには妙に感動した。毎年6月のこの鰻を父親の生命力のバロメーターにしている部分があるけれど、どうやら当分心配ないなと、ひいき目ながらもジャッジした次第です。
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