スウィング・ジャズの楽しさを継承、ジェントル久保田ひきいるビッグバンド。BBLステージはほとんどスキマなし、ホーンセクションが5・4・4の3列13名、ピアノ・ギター・ベース・ドラムスで4名、女性コーラス3名。そしてコンダクター兼バンマスのジェントル久保田で総勢21名(くしくも午前中の株主総会壇上も21名だったが)。
ジェントル久保田のエンタテイナーぶりが圧巻。トニー谷とスマイリー小原を共存させたその軽妙なキャラはGFJB最大の魅力。かっては在日ファンクのトロンボーン奏者だった彼(逆に浜野謙太がGFJBのメンバーだったこともあるらしい)、D・エリントンやC・ベイシーを敬愛するその立ち居振る舞いこそまさにスウィングそのもの。
かといって、誰もが知るスタンダード名曲演奏はいっさいなし。カバーは終盤の「上を向いて歩こう」だけ。すべての曲がオリジナル(のはず)、なかには”G・ミラー風”だったか”B・グッドマン風”だったか、わざわざ注釈をつけてそれらしき楽曲を披露。予想通り高齢者が多くを占めたほぼ満席のオーディエンスは大喜び。
アンコールでも名曲演奏をMCで匂わせておきながら、結局は自らマイクを握ってコミカルなオリジナル曲を熱唱。実はまたまた座席予約に出遅れたせいで、先日の木村カエラやスウィング・アウト・シスターに同じくカジュアル席、下手の一番端っこ。今回ばかりは迫力あるブラスの響きを正面から受け止めたかったと心から思いました。
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