作品の舞台、尼崎で「あまろっく」を観たあと夕餉の時間。せっかくなので地元店のほうがいいと、あまり考えることなくMOVIXからすぐの路面店「讃岐うどん はるしん」に飛びこみ、あまり考えることなくカウンターの端っこに腰かけた。一番人気”天ぶっかけ”をオーダーしたあたりで聞こえてきたのはテーブル席の老夫婦の会話。
「このお店、ロケに使われたんやて」なに?!私は思わずぐるりと店内を見回した。うわうわうわ、ここはたしか劇中に何度か登場したお店、しかも私がいま腰かけているのは優子(江口のりこ)が座っていた席ではないか!(うどんに大量の七味をかけて食した見合い相手がこの席に座っていたシーンのほうが強く印象に残っていたが)
「いま観てきましてん」さっそく大将夫婦との会話に突入。定休日にわざわざお店を開けて敢行されたロケは丸一日かかったと。劇中設定では2つの時代にまたがるので、けっこう内装や照明がイジられたと。大量の七味はそれに似せた味のついてない食用粉末をぶっかけ「せっかくのおうどんに申し訳ありません」と低姿勢に謝られたと。
せっかくのおうどんが伸びてしまうぐらい会話は弾んだ。こんな偶然もあるのか。「PERFECT DAYS」公衆トイレや浅草もつ煮屋…映画ロケ地を訪れるのは楽しみのひとつ、ただ今回は向こうからやってきた、しかも観たすぐあとに。「人生に起こることは何でも楽しまな!」竜太郎(笑福亭鶴瓶)の言葉をしみじみと感じた次第です。
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