昨年はデビュー30周年ツアー、そして今回は~Spring Sparkles~と題された東横阪ライブ。BBLでしか彼女の歌声に接したことのないこちらにとってはおそらく初めてのバンドスタイル。80’sブラコンに影響されたサウンドが魅力的な音世界、耳なじみのあるフレーズが随所にチラリ、洋楽好きは誰しも思わずニヤリとしたはず。
「きょうは懐かしい曲を多いめに歌います」、ただいわゆるベスト選曲ではなく、彼女が”恋愛の教祖”と称されたころのアルバムに収録された、少なくともこちらにはあまりなじみのない曲が次々と。長らくのファンには自分だけの隠し玉が聴ける嬉しさ。ユーミンや松田聖子、キャリアの長いシンガーがよくライブで展開するサプライズ。
なじみのなかった楽曲の歌詞に耳を澄ませていると、描かれるのはやはり都会を舞台にした三角関係、主人公はいつもフラれた側。”あのひとが選んだ彼女(ひと)は私よりずっとキレイで・・・”という楽曲の多くを占めるシチュエーション。「ラブソングが書けなくなったら歌手をやめる」とはかって”90年代のユーミン”と言われた彼女の発言。
あの甘えるような歌声は健在。育ちの良さが出てしまうのか(幼少期は自由学園通園!)、どこかゆったりまったりしたひととき。アンコールを名曲「Peach Melba」でシメたあとも、メンバー紹介に続いて自分の名前を名乗るキメの瞬間にカンでしまうお茶目なところに、長らくのファンは親しみと安らぎをおぼえるのだろうと思いました。
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