このところ音楽がらみでは楽しみなお知らせが続き、ことしは面白い年になりそう、いい風が吹いてきたと思っていた矢先の訃報。いきなり奈落の底に突き落とされた感覚、追悼の意味をこめて昨夜は彼のアルバムを1枚ずつ静聴。もともと哀しげな曲が多いことが、余計にツラくさせて・・・。スティーヴ・ハーリー73歳、ガンに倒れる。
オフィシャルHPをマメに覗いて、彼の精力的なライブ活動をチェックしていたから、欧州北部各国では依然人気があり、(ナツメロ歌手のドサ回りと言えばそれまでだけど)本国UKでもけっこう小規模な街を巡っている彼はまだまだ元気だと思っていた。昨年は6月までに35公演、さすがに11〜12月の7公演はキャンセルされていたけど。
2018年の初来日公演は直前で中止。あのときはいち早くチケット購入、渋谷の小さなハコで楽しむはずだったのに・・・。招聘元VINYL JAPANのひとに訊いたら彼にとって日本は遠すぎたと。こうなったらこちらからロンドンまで行ってやれと、自分自身の今後の人生の楽しみのひとつにしていたのにもうかなわなくなってしまった。
1.プリマドンナはお好き?(Love's A Prima Donna)(1976)
2.やさしくスマイル(Make Me Smile(Come Up and See Me))(1975)
3.さかしま(The Psycomodo)(1974)
☆ヒア・カムズ・ザ・サン(Here Comes The Sun)(1976)
上記が個人的楽曲ベスト3+1。すべて個性的な彼の世界観を体現、このうえなくUKポップ。英国ではそれなりにヒットしたけど、彼を知らないかたにはまったく知らない曲ばかり、ご存じのかたにとってはベタに映るはず。☆印はもちろんビートルズの名曲、世界中にあまたあるビートルズ・カバーのなかで個人的ベスト3まちがいなし。
いかにも英国的、シニカルでデカダンスの香りが漂う独特の音世界。後年ソロとなりややフォーキーに傾いても、最後までアメリカ人には受け入れられなかったことは実によく理解できる。HPには昨末に撮られた療養中のフォト、急速に衰えるガンという病の怖ろしさがわかる。謹んでお悔やみ申し上げます。安らかにお眠りください。
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