mixiユーザー(id:2399973)

2024年03月01日15:30

120 view

「コットンテール」〜リリー・フランキー・ゴーズ・トゥ・イングランド

兼三郎(リリー・フランキー)は妻・明子(木村多江)の葬儀のあと、彼女自身が綴った遺言を開封。するとそこには「私の遺骨は憧れの地、英国湖水地方のウィンダミア湖に撒いてほしい」との言葉。ひとり息子トシ(錦戸亮)の心配をよそに兼三郎は英国に旅立った…。日英合作、監督・脚本は若手気鋭のパトリック・ディキンソン。

外国人の目を通した日本の日常、さらに孤独な中高年男性が主人公という共通項のせいか、序盤は「PERFECT DAYS」を思い出させた。ただ兼三郎が英国を目指し、並行して彼の追憶描写が挟まれるあたりから、物語は夫婦のありようへと舵を切っていく(あきらかにふたりがかって共演「ぐるりのこと。」を意識したシーンもある)。

イングランドの美しい山村風景からターミナル駅のアナウンス、そして兼三郎がお世話になる地元農家(実際の親子?)のもてなしぶりまで、個人的には映し出された英国のすべてに懐かしい思い。こちら残念ながら湖水地方は一度も訪れたことがなく、それはいつも滞在していた街から日帰り可能、いつでも行けると思っていたから。

日本と英国がタッグを組めばこういう相乗効果が生まれるのかと感じるたおやかな小品。懐かしいイングランド北部の風景だけでなく、明子の最期にまつわるいくつかの場面では、その病因は違えどもかって母親が逝ったときを思い出させ、どことなく自分自身の人生がフラッシュバックしたような気分にもさせられた作品でした。


25 6

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2024年03月>
日 月 火 水 木 金 土
     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31