舞台狭しとはよく言うけれど、BBL大阪のステージをここまで楽器類が占領したライブもめずらしい。彼のギターがずらっと並ぶかと思うとそうではなくて、たぶん本格的なラテンフレイバーを表現するとこうなるのだろう、まずはパーカッション類がけっこうな場所を占め、さらにキーボードプレイヤーがふたり、そしてドラムス・ベース。
上下真っ白のスーツで高中御大登場。ただし上襟とパンツのサイドラインはレインボーカラー(フォト中)そして白Tシャツ、抱えているのはエメラルドグリーンのストラトキャスターという完全トロピカル仕様。ヘアスタイルはいつのまにか七三分け。そしていきなり「BLUE RAGOON」、高齢者が多く占めた客席は一気にヒートアップ。
すいません、私がタイトルを憶えていたのはこの曲だけでした。御大がブレイクした80’s前半、彼の曲なんてチャラい奴のカーステぐらいからしか聞こえてこなかったし、ミカバンドもリアルタイムにあらず。ただ残りの半分以上はなめらかなメロディラインにしっかり記憶あり。ちなみに彼は十戒/中森明菜(1984)の作者でもあり。
ワイヤレスのギターを抱え、早弾きをくり返しながら場内通路を2度にわたって大きく周回。最後列の席にいた私のすぐ目の前もしっかり通過。当然ながら客席は総立ちとなって大盛り上がり、あのころのチャラい奴もたぶんそのなかにいたのだろう。いちばん寒い季節にやってきた、いちばん熱い夏の風といった一夜でありました。
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