◎BAD LANDS バッド・ランズ (原田眞人監督)
西成・天王寺界隈を中心におなじみの場所がいくつも登場、そして過去のしがらみをすべて断ち切って逃亡すべく、ネリ(安藤サクラ)が扮装を解きながらやや上り坂の街路を疾走する印象的なラストシーン。バックには阪神高速道路、最後はストップモーションだったか。たしかテレビCMにもこの一瞬は織りこまれていたような。
そのままネリがまっすぐ200mほど走ったあたりが、まさに私がこの映画を観ていたあべのアポロシネマ。うわうわうわ、こっち向いて走ってくるやん、もうすぐ着くやんと思わずのけぞった。劇場にいたみなさんは気づいていたかどうか、この作品を観た全国の誰よりも臨場感を味わったなとエンドロールを追いながらひとりシミジミ。
◎キリエのうた(岩井俊二監督)
「ラストレター」に続く鈴木慶一と水越けいこの出演。前回このふたりのカラミはなかったが今回はどうかと期待大。ただ当初はチラシやHP等に多彩なメインキャストとともにならんでいたふたりの名前、ところがいつの間にかこのふたりだけフォトなしだったり、名前がなかったり・・・、そこはちょっといぶかしく思いながらの鑑賞。
なんとふたりは遺影としてならんで登場した!帰郷した登場人物が祖父・祖母の仏前に手を合わせ・・・。まさかこんなカタチでの共演とは、日本に何人いるかわからないけど、音楽的な側面においてはまったく相容れるところのないふたりを長年追いかけてきたこちらとしては驚愕の思い。それとも岩井監督もふたりのファンなのだろうか。
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