「コタツ買うてきてくれ」といきなり父親から電話。この酷暑に何を言い出すんやと思いつつ、ツッコんで訊くといまこの季節でも明け方には足先が冷え込み、本来ならイスや足元に置くべき電気マットをあんか代わりにしていると。気がついたら本体とコードをつなぐ部分の接触不良。そして「おんなじもん買うてこい」と命令口調。
冬の季節にはちゃんとした電気あんかを買おうと、とりあえずは同じマットを求めてビックカメラまで行くと当然ながら季節外商品、メーカー倉庫からの取り寄せとなるも思いのほか早く到着、この月曜の泌尿器科検診付き添いの際に持参。「買うてきたで」と指し示しながら電気マットはホームスタッフに手渡し、介護タクシーに同乗。
泌尿器科のほうにはこの春から月いちのお邪魔。検尿に手間がかかるのは毎回のことながら、日々のクスリのおかげで前立腺肥大のほうは徐々に良化、ただこの日父親は問診のさい、いきなり”urinate”とか"discharge”などと、医学用語とまではいかないまでもけっこう難しい英単語を交ぜて話し、若い先生の目を白黒させていた。
94歳記憶中枢おそるべしと思うや、昨夜再び父親から電話。なぜかこんどは実にていねいな口調で「おかでさまでコタツがきょう届きました。今回は手配ありがとうございました」と。思わず「それ、きのう(私が)持って行ったんやないか!」と返すと、「なに言うてるかわからん、聞こえへんわ」と父親はぞんざいな口調に戻ってました。
ログインしてコメントを確認・投稿する