ジョージ・ハリスンの他界からちょうど1年後にあたる2002年11月29日、ロンドン・ロイヤル・アルバート・ホールに彼ゆかりのミュージシャンが集結。たった一夜の追悼コンサートをとらえたライブ・ドキュメント。映像作品全体の監督はデヴィッド・リーランド、音楽監督そしてステージにおける陣頭指揮はエリック・クラプトン。
とても贅沢な時間を過ごした感のある102分。もちろんそれは次々とステージに登場する豪華な顔ぶれ、そしてロイヤル・アルバート・ホールの持つ雰囲気に依るところが大きいとは思うけど、余計な部分を極力省き、ひたすらステージだけ(リハ場面も少しあり)をナチュラルそしてややラフに追っかけたカメラワークにもその一因あり。
ポール&リンゴ、ラヴィ・シャンカール…。居並ぶ大御所連中よりも、ついついダーニ・ハリスンに目が行ってしまう。小さいころからお世話になっていただろう父親の仲間たちに囲まれ、やや緊張の面持ちながら終始アコギを抱えときおりコーラスに参加する彼。このとき24歳、その健気なたたずまいはさらに彼を若く見せているような。
その顔つきには憶えがあるも、不覚にも名前が出てこない渋味あふれるバックミュージシャン何名か。このときからさらに20年の年月、みなさんの健康と長寿を願うばかり(残念ながらすでに天に召されたかたも)。このシーンこそがライブの白眉かと思っていたら、次々と泣きそうになる場面が。至福の時間が続くことを保証します。
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