宿泊中のホテル自室にもどったとき、とりあえずはTVをオンにする習性があるひとは多いと思う。私もその例にもれず、かって海外出張のときなどは、ひととおりザッピングしたあと選局はたいがいMTVかそれに類する番組に落ち着き、それがそのまま部屋のBGMとして機能、当然ながらくりかえし流れるのはおりおりのヒット曲。
シンニード・オコナー「愛の哀しみ(Nothing Compares 2 U)」はその最たるものだった。おそらく世界的ヒットのピーク時とこちらの出張期間がリンクしたのだろう、英仏伊独西、どこに居てもTVをオンにするとほどなくして彼女の白く透き通った美しい顔が画面にいっぱいに広がった(上記仏以外のすべての国でチャート1位)。
あるときはTVをオンにするといきなりこちらを見つめる彼女の顔。その鋭い眼光から逃れるべく欧州各国をさまよい続けるも、どこまでも追っかけてくる彼女、やっぱり見つかってしまったか…というヘンな気分に陥ってしまった。ちなみに欧州出張各地ヘビロテ曲といえば「恋のマカレナ(byロス・デル・リオ)」も印象的。
今回の訃報に接して、これが彼女に関する最大の思い出となるから、お悔やみの言葉を綴るのはまことに僭越きわまりないこと。まだその原因がしっかりと伝わってきていないが、56歳の若さでの旅立ちはあまりにも悲しく、彼女のこれまでの言動を鑑みると本領発揮はこれからではという思いが強い。安らかにお眠りください。
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