「アルプススタンドのはしの方」「愛なのに」の城定秀夫監督最新作。原作は人気レディースコミック。カスタマーサービスの派遣オペレーターとして働くバツ2シングルマザー38歳の妙子。かっての憧れの存在、現在は産婦人科経営の後継者・一樹と高校の同窓会で再会した彼女は、誘われるまま一樹と一夜を共にした…。
妙子を演じたのは行平あい佳というなじみない名前。もともとは製作の側にいて後から女優活動スタート。彼女の母親の名を聞いたときにビックリ。下世話な言いかたをすれば血は争えないというか、良く言えばニッチな文化の継承者とでもいうか。そしてその母親も出演、さらに彼女のパートナー役で登場する男優にもビックリした。
なるほどこれは成人映画出身の城定監督ならではの、ある特定の世代にノスタルジーを抱かせる憎い設定なのか…などと、ここまで周辺部分ばかりえんえん書いているのは、1本の映画作品としては正直水準以下なのではと感じたから。昼メロやロマンポルノっぽい匂い、セリフのやりとりやカメラワークにあまり工夫がなかったような。
城定監督の新作ということで観たのだけど、そういう何らかのモチベーションがない限りはわざわざ劇場で観る必要はないかなと。後編「決意」が来週末封切り、さて今作を観たひとの何割が続きを気にしているだろうか。「Single8」ヒロイン高石あかりちゃんがカギを握る存在として登場、この一点だけをいまのところ注目しています。
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