彼女の歌声に接するのは初めて。いつか観たいと思っていたライブのひとつ。今回はバックに超ベテランバンドのセンチメンタル・シティ・ロマンス、加えてギターに多忙極める佐橋佳幸という豪華な布陣。二の腕丸出し、黒のノースリーブロングドレスで登場した彼女、セルフイメージそのままの弾けまくったステージを披露。
歌声明瞭、言葉のひとつひとつがはっきりわかるのがいい。ハンドマイクを手にステージを右へ左へ、思っていたよりアクションもずっと派手。ミディアム〜アップテンポのナンバーがほとんど、終盤には山下達郎楽曲「いつか(Someday)」そして「土曜の夜はパラダイス」と続き、ミドル〜オールドエイジばかりが占めたフロアは熱狂。
真紅のドレスにお召し替えしてアンコールは「う、ふ、ふ、ふ、」そして「DOWN TOWN」。この日ドラムを叩いていた野口明彦はシュガーベイブ初代ドラマー、イントロの軽快なビートには思わずしみじみ。日本のポップ史に残る名曲、彼女の歌声で聴くときっちり「オレたちひょうきん族」エンディングがよみがえったり。
デビュー以来40年をこえた彼女のキャリア、個人的に一番聴いたのはMIDIレーベル時代かな。その後いろいろとアップダウンがあったその人生、MCによるといまは沖縄在住、すっかり穏やかでナチュラルな日々だとか。そしてその落ち着きとは真逆のポップに弾けまくったステージ、いつまでも披露してほしいと思った次第です。
【おまけフォト:画像検索にて出会った1枚。“この夏”というのはたぶん1980年の夏。こういうところにカテゴライズされていた彼女、当時予備校通いだったこちらはなんとなく記憶している。名前のない右下の子は甲斐智枝美かな。これもまたいろいろと起伏のあった彼女の人生のヒトコマ】
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