多くのムーンライダーたちが空を眺めて目を凝らしていたきのうの夜、ネットのなかを目を凝らしてさまよっていた私のほうは思いもよらぬ再会。先月末に亡くなられたイラストレーター矢吹申彦氏が「ミュージック・マガジン」に連載していたイラストエッセイ”東京面白倶楽部”、ムーンライダーズ紹介の巻をどなたかのTwitter画像で発見。
私が同誌を読み始めたころは、すでに表紙イラストは河村要助氏にバトンタッチしていたし、どうやら矢吹氏に深い思い入れがあるのは、私よりひと回り上の世代かなと今回の訃報に接したさい感じていた。ただムーンライダーズ初のベストアルバム「東京一は日本一」のジャケットは氏が担当、氏は彼らの自称後援会長だったということ。
ともあれこの見開き2ページが彼らとの初めての出逢い。たしかその音に接するより前にこの洒脱な文章とめぐり逢った…というかこのイラストエッセイが引き金となり彼らの世界にハマっていったはず。もしこの出逢いがなければ、その後の40数年はまた違った趣きに…ひさびさの再会、思わず画像を拡大して軽妙な文体をなぞっていった。
…と、読み進めるうち、最後にある彼らの最新動向から、これは80年代前半に書かれたものと判明。もうとっくにハマり、ライブもすでに数度お邪魔していたころ。記憶とは実にいいかげん、まさにこのアルバム唯一の新曲の歌詞通り、これぞ”エレファンツ・メモリー”だったと反省した次第。矢吹申彦さん、安らかにお眠りください。
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