2015年フェスティバルホール。初めて彼女の歌声に接したときのオープニングが「そよ風の誘惑」。舞台上手からマイク片手に登場した彼女は、このさわやかな曲を歌いながら下手に向かって歩を進めた。それはまるでその下手最前列に陣取っていた私のためだけに歌っているように思え、いいトシをして妙にドキドキしてしまった。
もちろんそれは大いなる思い上がり。ただこの曲は私を彼女の世界に導いてくれた、いや洋楽ポップスすべての世界に導いてくれたもっとも思い出深い曲。中1の終わりラジオから流れてきたのびやかな歌声は、それまで聴いていた歌謡曲とまったく違う感覚。なのでライブがこの曲で始まったことによる思い上がりにはお許しを。
ここでバラしてしまうとお楽しみがなくなるかもしれないけど、毎朝アップしている【おはようポップス】、エアチェック曲数がもっとも多いアーティストがオリビア。なのであと2年後ぐらいになる最終盤は彼女の曲ばかりが続きそう。それだけ彼女は安定して活躍し、ヒット曲にあふれ、私自身の思い入れも強かったということ。
朝一番で訃報にふれ、ぼうぜんとしたまま何ひとつ頭が回らず、この日記もいっそのこと来日公演のときのものをそのまま再掲しようかと思ったり。いつかは来るとわかっていても、やっぱりこの日は来るんやなあと。謹んでお悔やみ申し上げます。安らかにお眠りください。きょう一日はオリビアを聴きながら過ごすことにします。
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