ただでさえこの暑さなのに、より一段とアタマがクラクラしてしまった。爆発したのは芸術にあらずこちらの色彩感覚。攻撃的な作品群が圧倒的な物量で攻めてくる。「展覧会 岡本太郎」はこれまでにない集大成とか。パリ時代の3作品初公開が今回のトピック。おそらく制作過程なのだろう、3作とも極端に渋い色合いだったけど。
最後に大阪ゆかりの作品が集合、そこに至るまでの展示はほぼ時代順。端緒と言える作品には思わず「何や、まともな絵ぇ描けるんや」とつぶやくも、すぐさまアヴァンギャルドの世界に突入。ただしばらくはエキセントリックななかにもまだどこかにきっちりした美術作品の体。まあロキシー時代のブライアン・イーノみたいなものですね。
色彩的にはまさに爆発をくりかえしていた1950年代の作品群、さらに60年代の作品へと進むにつれてその抽象度は一層深まり、タイトルとそこに描かれたものがすんなりと結びつかないことがしばし。すなわちここにおいて観る側の想像力が試されているということ。言ってみればこれが美術鑑賞の面白さなんですけどね。
CMもふくめた商業作品はさすがにおなじみのものが多かったけど、いまはなき江坂のレストラン「カーニバルプラザ」のビジュアルを担当していたとはいままで知らなかった(右フォト・ショーケースのなか左)。全作品スマホ撮影可能、音声ガイドナビゲーターはいかにもな阿部サダヲ。会期は10月2日まで、のち東京・名古屋と巡回。
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