「発見」といっても、新しい映像とか、新発見といったことではありません。
私はフランク永井のテレビ番組での映像を集めて、昨年暮れに「フランク永井データ2」を編纂したのですが、この時点での全リストを整理したつもりでしたが、このリストに上げていなかったというだけの話です。
フランク永井のテレビ映像というのは、決して多くはないのですが、それでも207本をリストに挙げていました。この度の発見で208になったわけです。
1980(S60)年3月25日テレビ東京「にっぽんの歌」で出演した際の「こいさんのラブ・コール」(石浜恒夫作詞、大野正雄作曲)です。
先日録り置きしていた武田鉄矢の「昭和は輝いていた」シリーズで、昨年10月放送の「街を彩った歌謡曲〜大阪」編です。ここで、大阪にまつわる著名な名曲を紹介するシーンで、語る際に欠かせない曲として紹介されていました。
この曲は1958年4月に関西の朝日放送「ホーム・ソング」で紹介されて、人気を博した曲です。それを受けてビクターはABC放送管弦楽団の演奏の、当時放送されたままの曲をレコード化して発売しました。
だが、この時点でビクターの人気第一人者だった三浦洸一の「釧路の駅でさようなら」のB面でした。
それでも、この曲はフランク永井の代表曲のひとつです。これをきっかけに、関西地方でのフランク永井の人気が高まり、多くの関西モノを発売していきます。「大阪ぐらし」「大阪ろまん」「加茂川ブルース」「大阪野郎」「大阪流し」等々です。
フランク永井のソフトな歌唱表現がぴったしだったのです。
さて、いくつかの録り置き録画を見ていて「君恋し」もありました。映像は最も多い「有楽町で逢いましょう」の31本に対して、2番目に多いのが「君恋し」です。この中から、1984(S59)年暮れの「年忘れにっぽんの歌」の「君恋し」映像でした。
テレビ東京による「君恋し」映像では、これと翌年3月の「にっぽんの歌」出演時の映像が多用されている感じです。
映像を観ていて、つい話に触れたくなったのは、フランク永井と同時代で人気を得ながら、その後なかなか映像で出るシーンが少ない歌手の件です。
まあ、ほとんどの人がそうなのでしょうが、私的に好きな歌手である藤本二三代と神楽坂浮子の映像も印象に残りました。
藤本二三代の歌では代表曲「好きな人」の出番が多いのですが「有楽町で逢いましょう」のB面を飾った「夢見る乙女」の映像も流れました。
映画「有楽町で逢いましょう」でも「夢見る乙女」は流れましたが、貴重な藤本の映像でした。
同じようになかなか見る機会がないのが神楽坂浮子です。彼女の代表曲は何かと聞かれると、なかなか思い出せないのですが、観た映像は「明治一代女」と「私なんだか変テコリン」です。
お二方については、ビクターから近年に出されている「日本の流行歌スターたち」で復刻発売されています。藤本については、2枚です。ここには、選出の曲以外に、さまざまな初めて聴く曲も入っています。
お二人とも歌声がきれいで、美人でも有名ですので、ファンは多かったのですが、近年テレビで見る機会がほとんどないのが残念です。私もときどき、「日本の流行歌スターたち」で聴いて、思い起こしているところです。
ログインしてコメントを確認・投稿する