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2022年07月04日16:04

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「花のステージ」第3・4集にみるフランク永井

 SPレコードから、より手軽に聴きやすいEPレコードに切り替わったのは、1960(S34)年で「鈴懸のころ」が最後のSP版です。A面は三浦洸一の「流転」。
 いままでのVシリーズからVSシリーズに変更していきました。そして、それ以前のSPは、VSとして続々さかのぼって発売していきました。「有楽町で逢いましょう」とか「羽田発7時50分」等のヒット曲は優先的に発売されました。結果として、VとSVシリーズが併売されたわけです。
 この時期には後のLP盤にたどり着くまでに、試行錯誤がありました。LPよりサイズがやや小さい10インチ盤がありました。フランク永井の初期アルバムに「魅惑の低音」シリーズがありますが、これが10インチ盤です。14集まででました。この試行錯誤の時代はいまだステレオにはなっていません。LP盤で、技術も整いステレオ時代に突入します。
 この迷いの10インチ時代でも流行歌の人気は盛んでした。ビクターからは「魅惑のオールスターズ」が15集でました。他に「花のステージ」(25集まで)「オールスターズ歌の星座」「歌の花束」などが出ているのですがどれほど出たのかは、まったく不明です。
 今手元にあるもので、今回紹介したいのは「花のステージ」です。第3と第4の2枚だけあります。
 いずれも1960年の発売で、収録曲は各々10曲です。当時コロンビアなどの他のレコード会社からは売れている歌手の主に単独名で「花のステージ」シリーズを出しているのにたいし、ビクターはオムニバス盤でした。
 第3集は、NHKの宮田輝アナが歌の紹介をしています。ビクターが当時売り出したい歌手と曲をアッピールしている感じです。
 フランク永井が市丸、三浦洸一、神楽坂浮子と歌う「東京踊り」が入っています。
 第4集は普通に10曲が入っているのですが、違いがあります。それは、フランク永井に「高原のラブ・コール」が入っています。この曲は時期や局名は不明ですが、ラジオで放送して知られた曲です。
 つまり、シングルで出ていない曲が採用されています。
 リストは後述しますが、ビクター側の採曲基準、発売コンセプトまでは判断できません。
 山本富士子とか津川雅彦といった映画俳優が歌手として歌っているのが目につきます。幾人かは、名も存じ上げない、もちろん歌もです。
 聴いていて声も良く、曲もいいのがあるので、それなりに時代に浸ることができました。

花のステージ第3集
01_帰っちゃいや 藤本二三代
02_さすらいの舟唄 鶴田浩二
03_八丈恋歌 愛川ルミ子
04_むすめ炭坑唄 桝井幸子
05_東京踊り フランク永井/市丸/三浦洸一/神楽坂浮子
06_はぐれ鴎 愛川ルミ子
07_知らぬ港の娘さん 佐々木潤
08_土曜日の夜 山本富士子
09_花の民謡温泉 明石光司
10_新ソーラン節 三浦洸一

花のステージ第4集
01_高原のラブ・コール フランク永井
02_銀座の歌姫 藤本二三代
03_しょってるぜ 川村淳
04_東京ロカンボ 生田恵子
05_誕生日の招待 津川雅彦
06_国境超えて馬車は行く 三浦洸一
07_黄色い月は今日も出た 朝比奈愛子
08_からす鳴いてる 天城英雄
09_青いなぎさ 川村京子
10_おけさギター 曽根史郎
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