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2022年06月07日15:15

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BRIAN ENO AMBIENT KYOTO@京都中央信用金庫 旧厚生センター

いきなり暗闇に放りこまれる。天井から降ってくるのはビヨ〜ンという独特のイーノサウンド。さらに彼特有のエコーがかったボーカルがかぶさる。いくつかの楽曲と朗読が流れたそのわずかな時間のあいだ、ぼんやりしていた視界はしだいにくっきりと見えてきた…。奇才ブライアン・イーノ音と光のインスタレーション展。

この間ライティング照度は一定だったのかとあとからわざわざスタッフに尋ねたくらい。ここはいわゆる“目が慣れる”つまり“眼”という機能が持つ素晴らしさを知らしめるための大がかりな仕掛けかなと思ったり。3階建てのさほど新しくなく大きくもない空間を活用、いくつかの部屋に分かれて個性的なヴィジュアル・アートが続く。

「ありきたりな日常を手放し、別の世界に身を委ねることで、自分の想像力を十分に発揮することができるのです」ーブライアン・イーノ。まさに非日常な空間の連続、誰しもほぼ暗闇に近い空間でじっとしたまま音と光に身を委ねているとどこか思索的になり、修行僧にでもなった気分になる。たしかにすぐお隣は東本願寺だけど。

30年ほど前にも同じような展示を神戸で経験、同じような印象。やっぱりブライアン・イーノという存在に興味のあるかた限定の催しかなというのが正直なところ。会期は8月21日まで、そう興味のあるかたは、やたらと暑い夏の京都にひとときの涼を求めつつ、刻々変わる色彩に身を委ねて思いをめぐらしてみるのもいいかと思います。
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