最初にフランク永井関係の話題ではないのですが、胸をうったテレビ番組のお話です。1月15日にBSフジテレビで「名曲旅の詞〜日本全国歌碑巡りの旅」が放送されました。ここ何年間か放送されていて、今回は第5回とのことです。
歌碑に関しては、以前このブログで「毎日放送テレビ-ちちんぷいぷい〜歌碑ものがたり〜」を紹介しましたが、この番組はすでに終えているようです。
BSフジのはそれとは別で、取り上げる歌がどうして作られたかなどを掘り下げていて、なかなか奥行きの深い番組と感じられました。今回のプログラムの一つで、森山良子の「今日の日よさようなら」が取り上げられておりました。
碑は調布市にあると、初めて知りました。私の住んでいsる場所からも遠くない場所です。深大寺があり、何度も訪れた場所もあります。1967年「今日の日よさようなら」は、映像でも紹介されていましたが、私らが東京に出てきた時代である「集団就職」のことでも、懐かしい気持ちになったからです。
当時の若者は憩いの場所を「ともしび」とか「どん底」とかの歌声喫茶に求めました。「今日の日よさようなら」はそこで知って、歌ったのを覚えています。最近はほとんど忘れていました。
当時は、なぜそういったところで歌われていたのかなど、考えてみたこともありません。今回の番組で初めて知り、現代が失ってしまったと思えるものを、改めて思い起こす機会を得ました。
作詞作曲は金子詔一。都知事選にもでたことがあるという方です。1960年代にできた活動グループで、地方から上京してきた若者たちと交流したり、ボランティア活動などをしていたとのことです。この活動の中で生まれた歌です。
地方から都心に出てきた若者には、都会での生活に慣れずにホームシックにかかったり、くじけるような気持ちもおこる。そのようなことにならないためには、サークルのような仲間をつくり、勇気づけあうことだと考えた大人が作ったとのことです。
まず、これ自身にうなずきました。別れる時も「また会おう」と言って、また会いたくなるやつになろうという気持ちが、歌詞になっているというのです。
それで、彼らはハーモニー・センターというのを組織しているのですが、結束する気持ちを「ハーモニー憲章」という7カ条にまとめています。
「すべての人に対して、�,修梁困気鮨�じよう、�△修凌箸砲覆辰胴佑┐茲Α↓�われを捨てて思いやりをもって接しよう、�ぬ世襪ぬ未鮓�ていこう、�グΔ反真瓦鬚気気欧茲Α↓Δ曚曚┐澆抜脅佞里海箸个鯏蠅欧�けよう、�Д蓮璽皀法次閉艦臓砲鬚泙辰箸Δ靴茲Α廚箸いζ睛討任后�
これを観て、現代は何とこうした気持ちを薄めてしまったのだろうと、感じたものです。思い起こしたのは、当時誰でも読んだと思える、山本有三の「路傍の石」の一節を連想しました。チェーザレ・フライシュレンの『心に太陽を持て』を山本が訳したものです。
【心に太陽を持て。嵐が吹こうと、吹雪がこようと
天には黒くも、地には争いが絶えなかろうと、いつも、心に太陽を持て。
くちびるには歌を持て、軽く、ほがらかに。自分のつとめ、
自分のくらしに、よしや苦労が絶えなかろうと
いつも、くちびるに歌を持て。
苦しんでいる人、なやんでいる人には、こう、はげましてやろう。
「勇気を失うな。くちびるに歌を持て。心に太陽を持て」】
山本版は悩める個人へ、ハーモニー版はサークルへのメッセージ。
フランク永井とは別の話題でした。そこで、気分転換に、ここ何度か紹介してきた「紛らわしいジャケット」シリーズを最後に紹介します。
主に「フランク永井全曲集」なのですが、何とも紛らわしい。それは、強烈で印象的なフランク永井の写真を、同じようなデザインで配置しているためです。
レコードLPの1枚、カセットと8トラ(?)あり、他はCDです。混乱させているのはCDです。全曲集といっても、当然ヒット選集です。曲目は同一です。せいぜい、トラックを変えたりしたものです。
そんな安易な制作方法は今ならファンは許さないでしょうね。
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