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2022年01月11日17:10

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「ジギー・スターダスト」〜若き野郎ども、意志のままに

デヴィッド・ボウイ生誕75年&「ジギー」誕生50年記念公開。もちろん1984年初公開時も観ているけど、映画館の音響が良くなかったことと、サントラ盤ジャケのイメージかスクリーン全体が暗かった印象が残っている。あと”戦メリ〜レッツ・ダンス”、いわゆるボウイ・ブームの直後だっただけに、便乗公開的な匂いも感じてしまった。

さすがに今回は音響に問題なし。冒頭楽屋でメイクをするボウイに多少じらされるものの、いったんライブが始まるやいっさい余分な演出を挟まない、完璧な選曲によるジギーの世界にどっぷり浸ることができる。監督は音楽ドキュメンタリーを得意とするD.A.ペネベイカー、フィルモグラフィーを見て撮影対象の多彩な顔ぶれに驚いた。

初めてボウイのライブに接したときもそう感じたけど、まずは彼の卓越した歌唱力に圧倒される。そしてそれは後半に進むにつれてだんだんと伸びやかになるから素晴らしい。さらにここではサウンドの要ミック・ロンソンの存在感が半端ないことにも注目、そのギタープレイはまさに縦横無尽という言葉がぴったりとくる。

字幕の訳詞がなじみあるものと違うなと思っていたら担当は寺尾次郎。シュガーベイブのベーシストとか寺尾沙穂の父とばかり形容されるも、仏映画を中心とした字幕翻訳の大家。当時ボウイは26歳、ミック・ロンソン28歳、艶やかな衣装を担当した山本寛斎27歳、すべてが若き野郎どもによる渾身のライブ・ドキュメンタリーでした。
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