鶏一羽がそっくり入った鍋を何人かでつつき合うのが参鶏湯の魅力。たまに定食屋で見かけるのは、ほぐした鶏肉が放り込んであるだけでちょっと不満。ところがコリアンタウンの外れに本格的なおひとり向けのお店「参鶏湯 入ル(ニル)」ができたという。各回60分制で1回最大9名、11〜16時スタートの1日6回転にてネット予約のみ。
まずはコーン茶をオーダー、これがさっぱりと美味。やがて目の前にパンチャン(おかず)が7種並ぶ。辛いものはけっこう辛い。カウンターの一番端っこに座らされた私以外はすべてOVER40らしき女性。みなさんこざっぱりとしてけっこう美人ぞろいだったが、どういうわけか私の隣だけは逸ノ城に似た感じのおばちゃんだった。
そうこうするうちめいめいにアツアツの参鶏湯到着。配膳した女性スタッフが蓋を取りながらいちいち各人の目の前で「1、2、サムゲタン!」というのがヘンにテレくさい。そして肝心のお味。たしかに本格的、さすがに鶏一羽というわけにはいかないがけっこうなボリューム。少しずつほぐすとスープに鶏肉のエキスが混ざりこんでいく。
やがてそれはもち米にも浸透してリゾット状、松の実の香りがアクセントになり非常に美味。小ぶりのアイスクリームが付いて1800円+ドリンク。いま予約状況を見たら年内126回転で空きわずか10名分という人気ぶり。これからの季節にふさわしいホッコリ、やっぱりみんなでひとつの鍋をつつき合う時が早く来てほしいですけどね。
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