競馬を始めて30年、日本ダービーの馬券を獲った記憶がほとんどない。全然ないことはないだろうけど、あったとしてもそれは偶発的、喜びも中くらいなりのものだったような。それにくらべるときのうの的中はまさに会心、やっぱり日本ダービー(と有馬記念)を獲ったときの気分の良さは他のG1レースにくらべて格段の差です。
そして9年前のきのう5月30日といえば、狭心症にて入院すぐさま心臓バイパス手術とバタバタした日。朝がたにはのんびりと近所のジジババ喫茶でモーニングを楽しんでいたのに、夕刻すぎには手術台の上で心臓に向かってメスを入れられていたのだから、それまでの半世紀あまりの人生でもっともジェットコースター的展開の一日。
そう、きのうダービーの結果に喜び、阪神タイガースの試合運びに酔いしれていたあたりの時計をちょうど9年戻すと、おそらく手術の直前、両親と嫁ハンにしばしの別れ的言葉を残して集中治療室に運ばれていた時間になるかと。ちなみに9年前のきょうといえば丸一日昏睡状態、私にとって2012年5月31日はまったく存在しない24時間。
ということで、他にも嬉しいことがちょっとあったきのう、こんなふうに人生の凸凹というか、プラスマイナスというのはうまくできているものだなと。言ってみれば馬券収支の浮き沈みも同じこと、ここまでほとんど負けていたのをこれで一気の取り返し、“競馬とは人生の縮図なり”とここでまたまた寺山修司が登場した次第です。
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