高校時代のヤンチャ仲間6人が、友人の結婚披露宴にてひさびさの再会。練習を重ねた余興の赤フンダンスが出席者にドン引きされ、やや重い空気のまま二次会までの数時間をもてあます。主演・吉尾和希役の成田凌をはじめ、若葉竜也・藤原季節といった旬の若手男優が出演。「アズミ・ハルコは行方不明」の松居大悟が監督/脚本。
早々にこの作品最大のキーポイントがちらっとだけセリフとなるも、その後は何事もなかったかのように場面は現在と過去を行き来する。観る側は謎ときを待ちながら物語を追いかけていくことになるが、ほぼワンシーン・ワンカットの長回しで展開するこの男子ノリについていけないものにとってはやや退屈な時間が続くことになる。
やがてベールが一枚一枚はがれるように全貌が見えてくる。なるほどそういうことだったのかとごく小さ目のカタルシス。かってかけがえのない時間を共有した親友たちへの想いを、タイムワープ的に処理した演出には胸が詰まる思いがした。ただ唐突で現実離れした終盤のあるワンシーンはちょっとヤリすぎ、本当に必要だったかどうか。
同級生女子役の前田敦子がウダウダ男子の饗宴におけるスパイス的存在。出演場面はそう多くないものの、彼女の存在がなければこの青春群像劇はほんとシマリのないものになったような。どちらにしてもこのバカバカしい男子ノリにどこまで共感できるかで、物語がもたらす楽しさも哀しみもまったく違ってくるように思います。
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