熱心な南海ファンだったいまは亡き伯父と母の名前で、ささやかながら今回のリニューアルのためのクラウドファンディングに参加していた。ここにいたるまでのいきさつはご存じのはず、商業施設なんばパークスに設置されたこのギャラリー、いままで野村克也の名前がホークス退団時のいざこざが尾を引いていっさい削除されていたのだ。
野村個人に関する展示物はもちろんのこと、優勝チームそろっての記念撮影やパレードの写真からも彼のすがたが実に巧みに切り取られていて、それには皮肉の拍手を贈りたいほど見事なものだった。たとえば読売巨人軍の歴史をたどる展示で長嶋や王の名前がいっさいないところを想像…いやホークスにおける野村の存在はそれ以上だし。
ずいぶん前のことだけどそれを見た私は怒りをmixi日記にぶつけ、数年前に堺博物館で開催された南海ホークス展で、ホークスに関する本をいくつか著されている社会学者の永井良和氏(熱心な南沙織ファンでもあり)に偶然お会いしたとき、あつかましくもこの旨を訴えると、あれは野村氏ご本人とサッチーの意向だと聞いて愕然とした。
そして今回、江本孟紀氏とサンスポの働きかけによって野村克也の名前が復活、エンドレスで流れる映像資料が胸を打ったせいもあるけれど、展示パネルに大きく謳われた“野村克也”という文字を見ただけで泣きそうに。展示全体はごくごく小さなスペースだけど、かっての大阪球場跡地というところに大きな意義があると思います。
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