誰しも思うことだろうけど、もしデヴィッド・ボウイがいまも存命ならば、この新型コロナウイルスに覆われた世界を果たしてどのように表現したのだろうかと。いやいや、常に時代の予言者たる存在だった彼は、すでにその鬱屈した世界を歌にしていたのではないかと考えてみたりもする。きょう1月10日は彼の5回目の命日。
そう、未来世界しかもユートピアではなくディストピア〜終末感を歌った彼の楽曲なら、それこそ「5年間」をはじめとしていくつも思い浮かぶ。遺されたボウイ好きとしては、それらを思い思いに探しだして耳を傾けることがこの時期なりの供養になるのかと。まあ「ジギー」と「ダイヤモンドの犬」「★」あたりを聴けば手っ取り早いか。
そういえば今回この「5年間」をデュラン・デュランが多少の便乗感をふくめながらカバー。あと日本ではWANDSが昨年末に出した新譜1曲目に「DAVID BOWIEのように」というタイトルの曲。まあボウイ好きはこのバンドへの先入観も織りまぜながら、ちょっと前の七尾旅人楽曲以上にこの曲を全否定するだろうけど。
没後あいついでリリースされている未発表ライブ音源CDには、商魂が見え隠れしてまったく手を出さなかったけど、今回デジタルと7inchアナログにて発表されたジョン・レノン「マザー」のカバーにはさすがに食指が動く。まさに魂の叫びという表現がふさわしい彼の美しい歌声。秀でた歌唱力にあらためて心が震えます。
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