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2021年01月03日16:00

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初詣という名の日常

母親が元気だったころは、みなそろって百舌鳥八幡かあびこ観音に参拝していたけれど、このところは穴狙いというか、静かな空気を優先して一昨年は山阪神社、昨年は神須牟地神社(元ヤクルトスワローズ大引選手実家)へ。そしてことしはいやがおうでも雑踏を避けるべき状況、とりあえずは自宅直近、阿倍野王子神社の鳥居をくぐった。

ところが想像以上の混みよう、参拝の列が狭い境内をくねったあげく鳥居を越え、オモテの阿倍野筋歩道にまであふれる始末。どうやら縁起餅が配られる時間とかち合ってしまったらしい。これには時節柄ゾッとし賽銭もおみくじもスキップ。遠くから神殿に手を合わせただけで退散、すごすごとすぐ近くの安倍晴明神社に向かった。

いまの鬼滅ほどではないけれど、かって陰陽師がブレイクした20年ほど前だったら、まちがいなくこちらのほうが密になっただろう小さな空間。さすがにひっそりとはしていたけれど、それでも手を合わせる本殿前には10人ほどの列。安倍晴明像のすぐそばでは、若い女性の紙芝居屋がフェイスシールドを着装しつつ熱演中だった。

東天下茶屋の駅からあべの界隈まではひさびさにチン電(南海上町線)を利用。ここから次の駅の松虫あたりまでは、あべのハルカスを背景にしてチン電をフレームに納めようとする“撮り鉄”の連中が線路沿いに点在。車内は住吉大社の参拝から帰途につく乗客で満杯、結局のところ今回一番密だったのは、ふだんはガラ空きのこの移動空間だった。
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