一昨年パリで開催され3万人を動員した展覧会「MANGA⇔TOKYO」をそのまま逆輸入、もともとは東京オリンピックの会期に合わせていたいわば凱旋開催。今月3日すでに会期を終えていて、展示スペースの関係なのだろうか残念ながら今回は京阪神での開催がなく、あとは大分県立美術館(なぜ大分なのだろう?)に移動してまもなくスタート。
来訪者は誰しも、展示スペースのほとんどを占めている現代の東京の街を模した巨大なジオラマにいきなり度肝を抜かれる。そしてこのジオラマの奥には巨大なスクリーンが広がり、「ゴジラ」「AKIRA」「帝都物語」「ヱヴァンゲリオン」「シン・ゴジラ」…東京を舞台にしたアニメや実写映画が途切れることなく映しだされている。
その周囲に総数は90をこえる作品展示。来訪者の会話やひとり言に耳を傾けると興味深く、コミック原画にさかんにツッコミを入れるアニメ好き女子2人組や、ゴジラ映画にひたすらひとり呟く若い男…よく聞くとそれは中国語だったり。片隅にはパリ展来訪者が書き残した感想短冊。精一杯のひらがなとイラストによる微笑ましいメッセージ。
多くの美しいアニメ作品に接していると、現代日本文化の素晴らしさをしみじみ感じ、日本人であることが誇りに思えてくる。そして個人的にもっとも食いついたのは映画「モスラ」(1961~私が生まれた年!)。東京タワーに巣食った繭から生まれたばかりのモスラが、羽根を拡げてゆうゆうと東京上空を飛んでいく一連の場面を見たときだった。
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