大阪の春は力士たちが運んでくる。きのうは恒例の相撲列車が新大阪到着、さあこれからしばらくのあいだは大阪のあちこちでおすもうさんを見かけるぞと。そしてきょうは新番付発表。実力と人気を兼ね備えた力士が上位に集中、横綱ふたりを外してそのまま全体に地位を上にずらすと、未来の番付を見ているような美しさ、本当にワクワクする。
ところがことしはいつもと違う。相撲列車から降りてきた力士はみなマスクを着けていた。屋内イベントがあいついで中止をきめている昨今、春場所だけは開催の方向で進んでいるようだけど、形勢はだんだんと不利になっている。ウイルスに汚染されたリアルな空気、イベント中止に向かわせる世間の空気、相撲協会はいまから両方の空気を読んでいかなくては。
最悪の場合、中止ではなく無観客開催になるのでは。ガラガラの府立体育館には力士はじめ協会関係者と報道関係のみ。声援がまったく聞こえない館内に響くのは行司さんの声だけ、場内アナウンスももちろんなし。我々はテレビ・ラジオを通してのみ15日間つきあうことに。こんな場合、土俵入りはどうするのだろうか。千秋楽の表彰式はどうなるのか。
毎年恒例、仲間うちでの春場所観戦は、残念ながら発売日に分殺にてチケット獲れず。ただ、ありがたいことにある友人のご好意にて四日目のチケットを入手。身勝手と言われるかもしれないけど、年に一度の春場所、たとえことしは大阪の街に力士のすがたを見かけることがなくとも、やっぱりナマの相撲を観たい。願うのは感染なき観戦ということです。
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