せっかくなのでリニューアルしたというフィレオフィッシュをオーダー。気のせいかタラの白身がシャキッとしたように思ったけど、たぶんそれは気のせい。まあしょっちゅう口にしているひとなら違いもわかるだろうけど。ここはあべのHoopB1の大型店、まず気がついたのは購入した商品すべてを座席まで持ってきてくれる、いわゆる“ウエイトレス“がいたこと。
つまりカウンターで注文&支払いを済ませた客は、商品を受け取る列に並ぶことなく、いきなり番号札を手にして空席を探し、着席してしばらくウエイトレスによって注文の品が目の前に届くという段取り。たぶん混みぐあいに左右されるのだろうけど、そのときは同時に3名のウエイトレスがいて、ひっきりなしに商品受け取りカウンターと各座席のあいだを行き来していた。
そもそも配膳をセルフにすることによって人件費を節減することがファーストフードの基本条件。なのに時代に逆行していわば“昭和の食堂”の習慣がいま復活しているのが興味深い。おそらく注文品の置かれたトレイを抱えたままの客が、席取り合戦することの混乱を避けるための措置…と、ウエイトレスのテキパキした動きに見とれるうち、またあることに気がついた。
彼女たちはカウンターでトレイを受け取ると、いっさいためらうことなく注文客の座る席まで一直線に進んでいくのだ。けっこう広い店内、XX番の客がどこに座っているのか、ふつうなら間違いなくウロウロするはず。さらに興味が湧いて観察を続けると、トレイを受け取った彼女たちは、かならずすぐ横にあるモニターを一度見て、何かをチェックしているのだった。
おそらく番号札(従来のよりずっと大きめ)にGPSみたいなものがつけられていて、注文客が着席した場所がモニターにすぐ表示されるのではと勝手に結論づけた。つまり21世紀令和の先端技術によって昭和の習慣を復活させたということ。なんだかんだ言って、業界のリーダーカンパニーはやることが違うなあと、マックフライポテトをつまみながらしみじみした次第です。
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