泉谷71歳、チャボ69歳。合わせて140歳ふたりだけの完全アコースティックライブ。きょうですべてが終わる…のではなく、今夜は名古屋クアトロでのライブなのであまりネタバレはできないなと。まずはふたりで数曲、続いてジャンケンをして先に3回勝ったほうからワンマンで数曲ずつ、そして再びふたりそろって怒涛のフィナーレへとなだれ込む三部構成。
生で観る泉谷は本当にスゴい。テレビで見る彼とはまったく別人。ストロークは地響きのようだし、野太い歌声も怒鳴り立てているだけのようで歌詞はくっきりと聴こえる。一方チャボは本当に素敵なロック野郎。ロン毛フサフサで顔は小さくとことんスリム、とにかくスタイルが良すぎる。泉谷の声にからんでいくアドリブのフレーズがまたカッコいい。
ラストにはそれぞれのキャリア代表曲、というか日本のロックそしてフォーク史に残る名曲を立て続けに。チャボが唯一エレキギターを手にしたのがこのとき。そしてアンコール、ここからが長かった。ギターをかき鳴らし続ける泉谷は、しだいに何かに取り憑かれたような表情になり、身体を硬直させたまま怖い顔をして客席をじっと睨みつける。これはマジで恐ろしかった。
ふだんフォークはあまり聴かないし、その手のライブに接することも少ない。アコギの生音に触れる機会といえば知り合いのアマチュアライブか路上のニーチャンぐらい。キャリア半世紀のレジェンド的プロフェッショナルふたりにアコギ一本持たせたら、どんなにパワフルにそして豊かな表現ができるのかと、あらためて強く感じさせられた圧倒的3時間越えでした。
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