開演前、ステージ前にはけっこうな人だかり。どうやらすでに舞台上に貼りつけてあるセットリストに向けて、みなさんスマホを向けている様子。座席が5列目だった私もすぐ見に行けないこともなかったけどここはガマン。なぜなら26年前にロンドンで彼らを観たときのオープニングがとても印象的、あの感動をもう一度味わえるかどうか、あえてその瞬間までワクワクしたかったから。
フランキー・ヴァリ御大なんと85歳。背中に大きく刺繍の入った黒のスーツで登場。思っていたよりずっと小柄、思っていたよりずっとお爺さん。ところがいったん歌いだすや、以前とまったく変わらない艶やかなハイトーン・ボイス。彼のことなどまったく知らないひとに、この声はあの爺さんから出ていると言っても絶対信じないだろう。新種のボーカロイドと思われたりするかも。
ヒット曲を次々とたたみかけ、「愛はまぼろし」で場内総立ち。そのあと「マイ・ガール」と「グルーヴィン」のマッシュアップなどをふくむ60’sポップス・カバーでいったんクールダウン、そして"ジャージー・ボーイズ仕様”の「1963年12月」(ロンドンOP曲!)で再び総立ち。このとき一番先に立ち上がったのは、最前列ど真ん中にいた、ヴァリ御大より2歳年下の湯川れい子だった。
このあとは代表曲のオンパレード。私のすぐ前にいた、ポルカドットのワンピース〜60’sファッションでキメた女性はイントロが流れるたびに涙ぐんでいた(私よりずっと若いんだけど)。その気持ちはよくわかる、私だって「君の瞳に恋してる」の♪I Love You Baby〜のところで場内大合唱となったときにはホント泣きそうになったから。休むことなく全22曲、85歳渾身の一夜でした。
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