3曲目に「Hello It's Me」とはなんとも贅沢な。いやいやこの曲を歌うトッドを観るのはいつ以来になるだろう。それくらいこのところはいわゆる“マトモな”ライブから遠ざかっていた。初ビルボードライブでは、場の雰囲気からメロウな曲を期待するもハードな曲ばかり、その後はブルースづくしだったクアトロ、BBL再訪ではディスコ寄りの曲ばかりのいわゆる“盆踊り”ライブ…。
なんでも20年がかりで自伝をモノにしたらしく、その出版記念ライブの要素も含んでいた様子。必然的に選曲は彼の歴史をたどったベストなものに。スタンドマイクでの熱唱は両手を駆使して身ぶり手ぶりも盛ん、そしてハンドマイクを手にしたときはステージの端から端までせわしなく何度も往復、そう、あのかってのそしてもっとも観たかったトッドが戻ってきたと嬉しい思い。
後方のスクリーンを巧みに活用、彼が関わったアルバムジャケ(ソロ・ユートピア・ナッズ・プロデュース作品〜レピッシュも高野寛も)が時系列に次々と映し出されときは、誰しもそちらに吸い寄せられてトッドのほうを見てなかったはず。あと「Can We Still Be Friends?」を歌ったときは著名ミュージシャンとの2ショットフォトが次々と、これまた思わず身を乗り出してしまった。
あくまでもソロ作品の歩みに沿ったライブということか、今回ユートピア楽曲はなかったような。前半は黒一色、後半は白一色と装いにもメリハリをつけ、ギターを手にすれば元気に飛び跳ねるトッド。西洋人特有の体型か上半身はややポッチャリ気味ながら、下半身というかおみ足は思っていたよりスラッと伸びていた…長いのはお顔だけでなかったということですね。
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