「平成の時代も終わりましたが、最後の最後にきてボクまた人気者になっちゃった!」と開口一番。ジュリーはちっとも懲りていない。「昨年はいろいろとお騒がせしまして、誠に…」なんてことはいっさい口にしないのであった。そしてショーケンのことも、内田裕也のことも、かっては誰よりも「ジュリ〜!」と叫んでくれた樹木希林のこともいっさい口にしなかった。
「SHOUT!」と題された今回のツアー、広いステージにはギターがらみの機材だけがポツンと。またもやギタリストとふたりだけのライブではあるまいな、と開演前にイヤな予感。そう思わせておいてあとからフルバンド登場、というサプライズの願いかなわず、予感は的中して今回も全編柴山和彦とふたりきり。そのぶん多彩なギターの音色は楽しめたけど。
そして往年のヒット曲は今回もわずか。「♪ア〜ア〜」のところにくると満場のオバハン幾多の手のひらがゾンビのごとくゆらめく「勝手にしやがれ」、サビにくるやその幾多の手がこんどはビンタのように振られる「ストリッパー」、そしてアンコール前のラストにはいつ聴いても名曲、オバハンが涙ぐむ「君をのせて」、さらにアンコールの1曲として「TOKIO」といったところ。
なんだかちょっとだけスリムになり、声も伸びるようになったと感じるのはひいき目か。でもその場で一回転ジャンプしてキメポーズのまま静止するなんて、最近一度も見なかったぞ。というかそんなことできる71歳なんてなかなかいない。ともあれことしも秋の終わりまで、40回あまりの全国ツアーが続きます。次回こそはぜひともバンドサウンドを楽しみたいと思いました。
ログインしてコメントを確認・投稿する