昨夜のBS朝日「ベストヒットUSA」は“ビートルズって何だ!?”とタイトルされた1時間のスペシャル版。どういう背景がそこにあったのかわからないけど、権利の関係ということでなぜか彼らの映像が使えず(「ノルウェーの森」に合わせたイメージ作品みたいなものが流れた)、画像も限られているらしく大半の時間が出演者のトークに費やされることになった。
でもそのことがかえって今回の特集を興味深いものにした。ほとんどの時間、ご覧のようなアングルのまま進行し、それはまるで思い出話に終始するじいさん同士の茶飲み話のような雰囲気を醸し出していた。そうか、いまやビートルズのことをリアルタイム目線で語りあうとなると、どうしてもこういう構図になってしまうのかと、いまさらながら納得した。
左からDJ小林克也78歳、カメラマン長谷部宏89歳、ポピュラー音楽研究者佐藤良明68歳、ビートルズ研究家藤本国彦58歳。なかでも「MUSIC LIFE」のフォトでおなじみだった長谷部宏氏の好々爺ぶり、その人生を達観したかのようなひょうひょうとしたしゃべりは群を抜いて楽しかった。まあ誰しもこれくらいの年齢になるとこんな感じなのかもしれないけど。
ビートルズを仰ぎ見ていた他の3人とは違って、来日中の彼らと直に仕事をした氏は、彼らよりひと回り上の世代ということもあって、どことなく上から目線で語っている様子。ジョンに「シェー」をさせて撮った写真を披露、そして訪英時にスタジオの片隅で初めて見かけたオノ・ヨーコを「最初はインド人の女でもいるのかと思った」と言ったのにはマジで笑ってしまった。
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