いままで初夏と晩秋に一度ずつ、ここまでくれば四季すべての魅力を味わうべくまずは桜の季節に。デヴィッド・ボウイが愛したお寺、落書き帳を見るかぎり今年初めの誕生日&命日の書きこみはさほどでもなく、没後はあふれたボウイファン拝観もどうやら沈静化した様子、そしてなんと谷村新司も愛する場所ということで、何やらそちら経由の訪問が増えているみたい。
…ってことはボウイとチンペイは同じ感性の持ち主なのか。外見こそかなりの距離があるものの、案外どこかでつながっているのかも。宇宙・星・月を歌うのがボウイならチンペイには「昴」あり。ボウイが「ヒーローズ」ならチンペイは「チャンピオン」ときた。そういえばボウイ「ステイション・トゥ・ステイション」という曲は”遠くで汽笛を聞きながら”始まるな…。
…みたいなことをぼんやり考えながら、縁側に腰掛けてしばらくこの美しい庭を眺めていた。遠景には思っていたほど桜の木はなく、濃淡微妙に色合いが違う2本が右手前に。好天のおかげで遠く正面に見える比叡の山並みもクッキリ、そして何よりも静かなのが一番。場所が不便なせいか外国人観光客が押し寄せることもなく、いつ来ても静寂がきっちりキープできている。
さて次回は一面の銀世界が美しい季節に来ようかなと。これにて春夏秋冬完結なり。冬の京都は真の底冷え、ちょっと苦手だけれどここにたたずむとそんなことすっかり忘れてしまうかも。とにかくいつまでも静かなままでいてほしい空間、最新の各ガイドブックをながめてもほとんど相手にされていないのがかえって嬉しく思えたり。とにかく京都における最大の隠し玉です。
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