mixiユーザー(id:2399973)

2019年03月23日17:00

204 view

「ビリーブ 未来への大逆転」〜半世紀近く、変わったこと変わらないこと

これまた実話。1970年代、社会における女性の地位がまだまだ低かった時代に、史上初の男女平等裁判に挑んだ女性弁護士ルース・ギンズバーグの物語。いまでも85歳の現役最高裁判事の任にあるという彼女〜芯の強い正義派〜を演じるにはピッタリのフェリシティ・ジョーンズ。夫マーティには「君の名前で僕を呼んで」のイケメン野郎アーミー・ハマー。

前半しばらくはちょっとクサすぎるくらいのベタな演出が続く。あまりにも真っ当なキャラ設定のせいもあって、これは中高生の団体鑑賞向け作品にふさわしいのではないかと思ったりする。そしてある訴訟の記録を見た主人公ルースが自ら弁護を買って出るあたりから、ストーリーがちょっと一本調子になり、法曹界特有の表現や裁判用語が飛びかう。

このあたりにうまくついていけないと観る側は置いてきぼりをくらい、法廷ものの結末には必須のカタルシスをうまく味わえないということになる。邦題サブタイトル等ではその後の世界を変えた爽快な逆転劇ということになってはいるが、案件そのものに事件性がなく、謎解きが待っているわけでもないので、法廷におけるやりとりはどうしてもダイナミズムを欠いてしまう。

伝説の女弁護士(ひさびさキャシー・ベイツ!)も登場、当時の社会における女性の地位がいろいろと語られる。いかにも前時代的なものがあるかと思うと、半世紀近く経ったいまでもまったく変わらないものもある。この物語最大の案件が、独身中年男性による実母の介護問題。まさにいまの日本における社会的課題のひとつだったのには驚いた。
21 4

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2019年03月>
日 月 火 水 木 金 土
     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31