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2019年02月20日16:40

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フェルメール展@大阪市立美術館

現存する作品わずか35点。そのうち6作品が欧米各美術館から今回集結。うち1点は日本初上陸、さらに1点は大阪展のみ展示。日本におけるフェルメール人気の先べんをつけたのが19年前のここでの展示だったか。天王寺公園なんて自宅からすぐ、こうなったらハルカスのはしか騒ぎなんて気にしていられず、ぜひとも駆けつけないと。

もちろん6点だけで展覧会は成立しない。まずは同時代17世紀オランダ画家たちの作品群。写実主義の伝統をくむ当時の絵画は“最新情報伝達”の役割もあったはず。極北の島に水揚げする捕鯨船の描写などは、いまでいえば火星の裏側のフォトみたいなものでは。ちなみに当時日本は江戸時代初期、オランダ商館が長崎・出島に居を構えたときフェルメール9歳。

もったいをつけられてラストパート、いよいよフェルメール作品のお出まし。先入観ではなく、マジでそれまでの画家の作品とは一線を画している。何をいまさらと言われるのをあえて承知で言うと、やっぱり光と影の描写が群を抜いている。そしてまるで急に3Dヴァージョンの映像作品を観たときのような立体感、これが実になまなましい。

17世紀オランダ絵画に関して個人的な好みを言えば、宗教性・物語性を持った作品よりも、日常のふとした瞬間をとらえた作品のほうが興味深いかなと。なぜわざわざ対象から離れたこのアングルにしたのやろう…、この静物には違和感あるけどひょっとしたらあとから描き足したんちゃうの…、いろいろと思いを巡らせ、好き勝手にツッコむのが絵画鑑賞の楽しさですね。
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