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2019年02月10日16:30

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「ノーザン・ソウル」〜70年代、英国地方都市

1970年代前半のイングランド北部各都市。ダウンタウンに点在するクラブで60年代ソウルの大音量に包まれ踊り狂うワーキングクラス。“ノーザン・ソウル”とよばれたこのムーヴメントのまっただなかにいた若者たちをリアルに描く。監督はこの熱狂を実体験したエレイン・コンスタンティン。本国公開は2014年、5年の時を経てこのたびようやく日本公開。

このムーヴメント、名前だけは知っていたけど実際どのくらいのスケールだったのだろう。映画本編になじみのある曲がまったく流れない。ポピュラー音楽を題材とした映画であれば、どの時代のものであれ少なくともひとつやふたつはよく知るメロディを耳にするのだけど。サウンド的に言えば80年代UKロックへの影響大のはず、誰それのカバーで知っているという曲もなかった。

あと、ふつう10年ぐらい前の時代の曲(ここでは70年代前半から見た60年代の曲)ってけっこうダサく感じると思うけど、当時の英国の若者にとってはそんなことなかったんだろうか。ただ、当時のUKヒットチャート的にはグラム・ロックもふくめいわゆる歌謡曲的なものが台頭していたから、その商業性みたいなものに一部の若者が反発した結果というのならよくわかる話。

なんだか音楽的な側面ばかりふれて、肝心の映画に関してはふれてないけど、まあハイスクールと教師と両親と思いをよせる彼女、この手の青春ものに不可欠なアイテムは完備。ただでさえあかぬけない英国の地方都市、さらに不況で経済が停滞していた時期。あの時代特有のジメッとしたままの、突き抜けることのない空気は十分伝わってきた作品でした。
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