■英HMV、事実上の経営破綻 ネット配信に押され低迷
(朝日新聞デジタル - 12月29日 01:11)
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タイトなスケジュールに追われる欧州出張中のロンドン滞在、少しでも時間に余裕ができるとかならず足を運んでいたのがCDショップ。それは私にとって数少ないひとりになれた時間、つかの間の幸せと言っていいかも。ピカデリーサーカスにタワーレコードが進出するまで、その行先はHMV100年前の発祥の地、オックスフォード・ストリートの巨大なお店がほとんどだった。
いまだったらそんなにビックリしないと思うけど、どこから手をつけていいのかわからないような広大な空間。バーゲン時にはそのほとんどが対象商品となり、3枚で何ポンドとか、5枚で何ポンドとか思いきったプライスダウン、円が強いときなら1枚当たり8〜900円。さあ、いまからこのCDの大海原に飛びこんで、お好みの3枚ないし5枚を選ぶ…これはまさに至福の時間だった。
あるとき付き合いも長く気心も知れた現地の服飾デザイナー助手(30代前半)との夕食のさいに“きょうの収穫”を見せた(5枚でいくらだったか忘れてしまった、たぶん1枚1000円以下)。
・ジョン・バリー(映画音楽作曲家)のベスト盤
・セント・エティエンヌのベスト盤
・ダイアー・ストレイツ「コミュニケ」
・ロック・フォリーズ(ロキシーのアンディ・マッケイがプロデュースした70'sTVドラマサントラ)
・トム・ジョーンズのベスト盤
すると彼は「コミュニケ」を手にとり「こういうダサいのを買うな」みたいなことを言った。当時は90年代の後半、このあたりが一番オシャレでない時期だったんだろう。
当時HMVはこの通り沿いにもう1店舗あり、そちらのほうにもよくお邪魔した。ヴァージンメガストアも増えつつあったけど、品ぞろえがちょっと粗っぽかったか。あとHMVは各空港内にも小さなショップがあり、外国人なら免税価格でOK。マンチェスター空港のショップでは搭乗間際にあわててスティーリー・ダン過去作をまとめ買い、とにかくいろいろと思い出のつきないお店です。
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